長野の標高1379mの清水高原で田舎暮らしする

ど素人が中古別荘を買ってDIYして住みよい環境になるまで。またその後の日常。

粘土の原土採取と乾燥・乗鞍温泉

起床6時30分、快晴の青空で無風、気温はマイナス2度の朝。
9時になり今日は粘土の原土を庭で採取。

比較的きめの細かい鉄分を含んだ土。原土を採取したら、乾燥させて粉末にする必要がある。天日干ししか経験したことがないが、今回は焼却炉があるため、焼却炉の上にのせて人工乾燥させることにした。

二日ほど焼却炉の熱で乾燥させてみる。乾いたら次は粉末にしてお湯の中に粉末を入れて、粘土以外の不純物を攪拌して分離する。分離したら、目の細かい網に通してきめの細かい土のみにする。その後も同じような工程を何度かして粘土になる。今日は最初の工程ということだ。
粘土の原土を乾かしながら、家の屋根に枝がかかっていた白樺の木を1本切り倒す。

直径10センチほどの細い木なら10分ほどで伐採できる。今日は妻が最後は切り倒した。
しかし、朝から昼まで外で作業していたら足がとても痛い。手は焼却炉で暖めれば痛くなくなるが、足は暖められないので痛いまま。気温が昼になっても0度までしか上がらなかった。
昼で一旦作業を中断し家の中へ。妻がネットを見ていて「乗鞍の温泉に行きたい」とのこと。今日はどこかに連れて行こうと思っていたので、14時前、家を出発。58分、約1時間で乗鞍高原にある「湯けむり館」へ到着。

温泉は乳白色で硫黄のにおいがする。内風呂と露天があり、どちらからも乗鞍岳が目の前に見えて景色がとてもいい。
家でもここ乗鞍の湯の花を入れて風呂に入っているので、同じような感じがする。

今日は食べなかったが、館内ではピザやパスタも食べられるようだ。

風呂には約40分ほどと長く入ったのではないかな。私は先に出て休憩室で休憩。この休憩室、男性が私を含めて5人。

皆さんスマホをいじっている。しばらくして一人の男性の奥様がやってくる。そんな感じで他の方も。我が家も男が先に出て待っているパターン。女性ほど長湯が出来ないのが男なんだなと思った。
帰りにフロントでいつも家の風呂に入れている湯の花が売っていたので2袋購入。
なんでも中サイズで最近売り出したらしい。大サイズよりグラム当たりの値段が安かった。なぜその値段をつけたのか理由はわからないが、中サイズが一番お得ということだ。
乗鞍高原スキー場のコースにも雪が少し積もっていた。まだまだだけど。

のぼせるほど入ったため外の空気が冷たくて気持ちいい、この乗鞍温泉は気温4度だった。

温泉の帰り、松本市内でドーナツを購入。いつもの妻の要望によりというパターン。

家に戻ったのが19時20分。結構長い外出だったかな。
妻は大満足の温泉だったようだ。

初汲み取り日(バキュームカー)

今朝、起きると気温マイナス1度で雪が降り、薄っすら積もっている。

焼却炉の上にも雪が積もっているし、上の道路を見ると雪が降ってるなぁという感じだ。

今日は初のバキュームカーによる汲み取りの日。汲み取り体験としては、中学1年まで住んでいた伏見区の家が高台にあり、家の中は水洗だったが汲み取りのバキュームカーが数か月に1度来ていた記憶がある。それ以来の汲み取り体験。
朝から実験炉の丸太の燃やし方実験をやっていたが、昼頃になってバキュームカーがやってきた。
汲み取り自体は15分ほどで終わり、溜める入れ物の容量、どの程度の間隔で汲み取りが必要かなど聞いていた。
不動産屋さんの情報だと、溜める入れ物は1000リットルと聞いていたが、汲み取り会社の人によると500~600リットルとのこと。あれれ、だいぶ違うなぁと思う。まあ、仕方ないなとも思う。
9月からの2か月の溜まった量などを元に、3か月から5か月に1度くらい回収が必要だろうと教えてもらう。
この家には、今まで1度も来たことがないらしく、家が建った当初からの分だろうとのこと。590リットル分で9,356円。最短の3か月で計算すると、月あたりの下水道代が3,100円くらいということかな。結構高いなぁと感じるがこれは仕方ない。
これから冬なので、私は外の一角に露天簡易トイレを作って、そこでするのでもいいかな。妻は女性なのでそれはできないか。
そんなことを考えながら、灯油とガソリンの補充をしようと思っていたことを思い出した。
12時半すぎ家を出発し出光ガソリンへ。今回はいつも使っている楽天カードのポイントが貯まっていたので、それが使えるスタンドへ。
灯油@67×36リットル2,412円。楽天ポイント使用で実際は0円。
ガソリン@129×32.36リットル4,174円。楽天ポイント使用で実際は2,580円。

ガソリンスタンドをあとに、家に帰るなら左折だが、右折して安曇野方面へ。
途中、上高地の明神池に奥社がある穂高神社の案内看板を見て、穂高神社へ行く。

小さな神社だけど雰囲気がとてもよかった。

参拝を済ませお守りなど売っているところへ行くと、妻がこれこれと言う。見てみると「八方ふさがりの方」と書いてある。

私ははじめて見る除けの種類だが、こんなのもあるのかと感心した。妻は「今年はこれなんだと」言っていたが、「あと2か月だからいいかな」という。私の感覚は違っていて「この八方除けのお守りをもらうために導かれたんだ」と思う。あと2か月だろうと「縁」があって来ているから「買えばいいよ」とアドバイス。

これで一安心。来年はいい年になるなと思って神社をあとにする。
白馬方面を見ると、山も麓も靄っていて雪が降っている感じ。寒いからなぁ。

寒くなると甘いものを食べたくなるようで、帰りにシャトレーゼに寄り「匠の技」と書かれたシュークリームと、妻が何やら何個が買っていた。

ケーキ屋さんの次に、ツルヤゴルフに寄りパンと弁当を購入。家に帰ったのが15時すぎ。
今日思ったことは、中古物件を買う場合は、ちゃんと調べましょうということかな。これも縁だから気にはしていないけど。
明日は晴れるんだろうか?晴れるなら日曜日の外出で妻をどこかに連れて行かないと。
場所は全く決めていないが、岐阜の高山でもと聞いたが却下されたので、どうしたものかな。
21時をまわって外気はマイナス2度になっている。寒いなぁ。

テスト版ロケットストーブ型焼却炉(コンクリートブロック使用)

濃霧の朝、気温1度で雨。風がないので寒くは感じない。
昨日のコンクリートブロックを使った焼却炉の記事を読まれて、ロケットストーブの原理を取り入れてみたらどうだろうかとアドバイスを頂いた。
そんなことがあり、朝から早く作ってみたいとウズウズしていたが、雨も止まず濃霧だったので10時すぎまで待つ。
雨があがり早速、昨日作ったテスト版の焼却炉を解体し、一番小さなサイズで試しに作ってみた。

焚口が広いため煙突を高くしてテスト。
これだけ焚口を開けていても煙突が高いからか、ちゃんと空気を吸い込んでよく燃えてくれる。

煙もほぼ無色で効率がいいようだ。生木も投入したが、一時的に火力が弱くなるが、以前よりはずっと燃えてくれる。

何とか出来るかなと思っていたころ、近くのアドバイスを頂いている定住の方が来られた。
清水高原(きよみずこうげん)への熱い想いのある方。いつも刺激を受けている。しばしお話をする。
甘すぎるコーヒーを出してしまったが、大丈夫だったのだろうか?
そんなことがあったあと、仕上げのテスト版焼却炉を作るためにまた解体。

横幅を2倍ほどにしてみたが燃え方に問題はないようだった。

煙突はもう一段高くしてみたら、より空気を吸い込んでくれた。

炉内が熱くなって、周りも暖かく感じるようになったので、太い切ったばかりの生木のカラマツの丸太を投入。投入してすぐもうもうと白い煙が出たが、しばらくすると周りから燃え始めてくれた。

とりあえず今のところ問題はないようだ。乾いた薪がほぼゼロなので、乾いた薪作りをするために、明日以降もこの焼却炉を微調整していこう。
敷地内の土を掘っていると、粘土層がいたるところにある。この粘土きめがとても細かく、趣味でよくやっていた陶芸の粘土と何らそん色ない。粘性も十分ある。
せっかく焼却炉を作ったんだから、素人陶芸もやっていこう。まずは素焼きにチャレンジだな。